坂本冬美&藤あやこ ダブル座長公演

大阪の新歌舞伎座が、夏に上本町に移転するにあたり、ただいま半年に渡って「さよなら公演」が行われてるわけですが、3月は「坂本冬美&藤あやこ ダブル座長公演」です。昨日、行って参りました〜〜♪1階6列目。端っこでしたが、めちゃ近かったです


1部はシェークスピアの「恋はいたずら」を時代劇アレンジ。
あやちゃんはハマリ役のお姫様。冬美ちゃんは双子の兄妹+男装の妹という3役。長門裕之川野太郎正司花江師匠らが脇を固める中、まだ2日目というのもあって、お芝居にミスが出るのもご愛嬌♪ベタなネタや脚色は、客席を大いに沸かせました。なんといっても、9割おばちゃんですからね。新喜劇的なベタさが大受けです。冬美ちゃん演じるお兄さんと、あや子姫が恋に落ちるシーンなんか、まるっきり宝塚で、おばちゃんたち「ほ〜」って(笑)。確かにキレイでしたけど。

2部は「冬美とあや子の麗しのショータイム」
色違いのお揃いデザインで誂えたという振袖で登場の二人は、実に華やか。帯周りの小物までお揃いで可愛かったです。日頃の仲良しっプリをいかんなく発揮して、冴え渡るおばちゃん転がしトークに客いじり(笑)。「祝い酒」「こころ酒」「あばれ太鼓」「むらさき雨情」と歌ったところで、お色直し。ピンクのドレスでの登場でした。今度は色は同じで、デザイン違い。あやちゃんがデザインしたとか。冬美ちゃんのはフリフリで可愛い系だったのですが、あやちゃんはマーメイドで艶やか…ダンナ大喜びでした(笑)
猪俣先生の姉妹弟子の二人なので、先生の思い出話に花が咲き「港町ブルース」「京都から博多まで」などメドレー。そのあと、また衣装を変えて着物での熱唱ステージでした。「夜桜お七」「紀ノ川」「アジアの海賊」「雪深々」「赤い糸」「心の襞」二人とも歌が上手いのは当然ですが、楽しくてパワフルで、何よりもサービス精神が旺盛で、素晴らしい舞台でした。
生の冬美ちゃんの歌に、ダンナは感動でしたし、生のあやちゃんのお色気にもKOされておりました(笑)着物でも洋服でも、色っぽい人は色っぽいもんですね〜。

1部も2部も、実に楽しい4時間(休憩30分含む)でした。
冬美ちゃんは元気さで、あやちゃんは妖艶さで売ってますが、実のところ、可愛くってお茶目な二人。二人の魅力を堪能して大満足な一日になりました。
そういえば、私は川野太郎がめちゃめちゃ好きやったんですよ。昨日、「やっぱり好きやわ〜」って思いました。あんな感じの顔とかガタイが好きなんですね、結局(笑)。


新歌舞伎座には、亡くなったおばあちゃんとよく行きました。いっぱい思い出があるので、難波から歌舞伎座が消えるのは、本当に寂しい気分です。でも、こうやって、最後に足を運べて良かったと思いました。最後の最後の公演は、「杉良太郎山田純大、親子初共演」なのよね・・・それも見たい気がする。3階席の安いチケットで行こうかな。