福井・石川、日帰り旅

takanee2009-03-13

蔵元めぐりの旅です。今回は、福井と石川。3蔵巡ってきました。
電車で日帰りです。交通費は2千円です。青春18切符です。1日のほとんどが移動です。鉄子ですけど、なにか?(笑)久しぶりに、がっつり電車の旅をしました。楽しかったです♪

お邪魔したのは、まず福井の「早瀬浦」を造ってはる三宅彦右衛門酒造さん。純米を絞ったばかりで、来週からは純米吟醸だとか。搾りはまだまだこれからな感じでした。純米酒生も美味しかったのですが、最近人気沸騰の「浦底」というお酒に興味があり・・・オリの生酒だったので、それを買ってきました。最後の1本だったかも。完売間近?
もっとピチピチ感のあるオリ酒かと思いきや、いい感じに落ち着いていて美味しいです。後口が甘いのですがベタつかないので、いくらでも飲めます。度数はチョット高めだというのに、ヤバイ酒です。 あ、もちろん普通の「早瀬浦」も美味しかったです〜♪

それから、石川に移動・・・って言っても、石川の南の端っこです。金沢よりも南側。 加賀温泉郷の近くの「大日盛」の橋本酒造さんと、「常きげん」の鹿野酒造さんにお邪魔しました。

橋本さんは、こてにゃと一緒に10年位前にもお邪魔したことがあって、そのときに惚れこんだ酒が今も好きかどうかを確認したかったのです。ネットで買えるのでそれでもいいのですが、全部のお酒の味をみようと思うと大量に買う羽目になりますし、往復2千円で行けるなら、行ってしまえ!と思ったわけです。 基本的に旨みの深いものが好きなんですが、お酒に関しては非常に幅広く好きなもので・・・で、辛い系ではピンポイントに好きなお酒を造ってくれています。やっぱり好きでした。こちらは、もう搾りは終わっていたのですが、昨日まで杜氏さんがいらしたそうで、「もうちょっと早くいらしてくれたら・・・」と言われました。残念;
こちらのお屋敷、歴史資料館になっていて、見事なお庭やら、古道具など色々見せて頂けます。10年前は無料だったような気がするのですが、今はお土産付きで500円だそうです。
お酒の好みは、広いストライクゾーンの中で、年とともに中心は移動したりするんですが、ここのお酒は、ほどよい旨みとパンチとキレのよさ、それでいてキレイな酒なんで、好きじゃないとおかしいやろ?くらいの酒です。本醸造原酒の「真艫」と純米吟醸のしぼりたて生、それから普通酒の「大日盛」(カップ)を買って来ました。っていうか、すでに飲んしまいました(笑)

鹿野さんは、店構えが立派です(写真)。
正面玄関から入ると、奥は見事なお屋敷のようでした。左右に黒塗りの見事な蔵もあります。あんまりゆっくりできなかったのですが、山廃純米の生原酒と、火入れの山廃純米を買って来ました。「常きげん」ですから、ごちゃごちゃ言う必要なく旨いに決まってますしね(笑)。

日帰りで電車の旅だと言うと、出会う人みなに驚かれました。敦賀でお昼を食べに入ったお寿司屋さんの大将も、それぞれの蔵元さんも、加賀温泉駅近くのお土産屋さんでも、タクシーの運ちゃんも・・・
「大阪から?どこにお泊り?日帰り?大変ね〜でも特急があるからね」
と、驚いた後に皆さん「サンダーバードなら速い」とおっしゃいます。
そう、雷鳥とかサンダーバードに乗れば速いんです。わかってますが、青春18切符では乗れないんです・・・なんてことは、わざわざ言ってませんが;
でも、大阪駅から、うまい具合に新快速も座れましたし、敦賀以西と以北は、乗車人数がそんなに多くなくて、余裕でしたし、ほとんど座って本を読んだり音楽を聴いたり車窓を楽しんだり、とてもゆったりした時間を過ごせました。ローカル線で出会った、おじいちゃんやおばあちゃんは、とってもフレンドリーで、色々話をしたのも楽しかったです。やっぱり電車の旅はいいなぁ♪