K−1ジャパンGP

「よほどのことがない限り負けない」天田ヒロミ
「全員をジャブで倒す自信がある」藤本佑介
「ブーイングが出るほどに(ボコボコに)してやりますよ」中迫剛
「ジャパン勢は相手じゃない。ベスト16と闘う」堀 啓
とまぁ、豪語していた日本勢…;なんなんでしょうか?
だいたい、日本が主催するから、日本人だけのGPが組まれる…なんてアマちゃんなことをしてるから、こんなろくでもないトーナメントになちゃうんだ。
ロクに技術を持たない者対戦のサップVS中尾の無茶苦茶な試合も、正統派若手対中堅の中迫VS堀の憎悪丸だしの試合も、一回戦はすべて判定。しかも、「おぉ〜!」って思える判定ではなく、「これならジャンケンでも良かったんじゃないの?」レベル;これではジャパン勢は世界で通用するわけないです。
そんな調子で、決勝も判定で、サップVS富平。サップはオーストラリアのサム・グレコのジムでキックを習ってきただけあって、良いキックを見せることもあり。しかし、いかんせんボブ・サップ、スタミナがない;ヘロヘロでした。負けたものの、準決勝で見せた富平のハイキックには見るべきものあり。でも、もっとガーッて食らいつく精神力というかハングリーさがないと、世界には出て行けないよ〜と思ったしだい…今回の戦いぶりを評価されてラスベガス最終予選にでるチャンスをもらったそうですが、まぁどんな戦いを見せてくれるか楽しみにしたいものです。だいたい、他の予選で、ベスト4クラスの選手に負けてしまった強い選手が、チャンスを与えられずに泣きを見てるのだから、それ以上のものを見せる覚悟を持ってもらわないと。
今回の興行で、唯一光ったのは、スーパーファイトレイ・セフォーVSルスラン・カラエフの試合。キックのチャンピオンだけあって、美しいハイを見せてくれたルスランでしたが、セフォーのフックがヒットしてTKO。格が違うわ〜って感じ。でも37秒なんて試合では、トーナメントの選手は休憩できないんですけど(笑)ルスランのファイトをもう少し見ていたかったです。
もうひとつのスーパーファイトチェ・ホンマンVSトム・ハワード。トム・ハワードはお気に入りだけど、体格が違いすぎますわ;チェ・ホンマンがあまり好きではないので、どっちかというとセフォーとルスランの試合をもう一回やって!って思いました。は〜