PRIDE ラスベガス大会

地上波の放送がなくなって、なかなか厳しい状態のPRIDEですが、今回格闘技王国アメリカへ進出・・・UFCとは友好関係を築いていると思ってたのですが、PRIDE前後で大きな大会を開くなど、競合体制;アメリカのファンは膠着を嫌うので(まさじいに言わせると「ただのバカ」ですが)、さて、PRIDEはアメリカに受け入れられるのか;
アメリカでも知名度の高い選手が多く出ていたので、それだけでもアメリカ受けはよかったと思うのですが、そのアメリカ勢の頑張りが光った大会でもあったと思います。第一試合ではロビー・ローラーが、見事な飛び膝を炸裂させ22秒という秒殺。これで一気に引き付けられるも、その後の何試合かは微妙な感じ;
前回の無差別級で頑張ってたジョシュが、1ヵ月半しか空いていない状態では調整しきれなかったのか、相手のパウエル・ナツラが上手くなったのか・・・最終的にはジョシュがアンクルホールドできめたものの、まさに辛勝。もっと圧倒的に強いジョシュが見たいです。ジョシュにしても、自分を追い出したUFCを見返したいだろうし、頑張ってほしいですね。
最近見ないなぁと思ってたケビン・ランデルマン。実は肺に水のたまる病気で、肩やら膝やらに感染症が出たり、大変だったようで、その傷あとも痛々しい復帰戦。あいかわらずの落ち着きの無さが笑いを誘うランデルマンでしたが、ジョーグンに完敗。でも、勝つときも負けるときもハッキリしていて応援したくなる選手です。ショーグンは相変わらず強いです;足間接をきめるシーンは珍しいように思うのですが、見事な膝十字でした。
メインはヒョードルの復帰戦。前回の対戦と同じく腕十字でマーク・コールマンに圧勝。コールマンも42歳ながら、よくやったというか、アメリカ受けはいいんじゃないかと。なんかこう書くとアレですけど、もちろんいい試合でした。両目が開かないくらいボコボコにされ、この試合を見て泣いている娘二人をリング上で抱き上げて、ヒョードルに対面させ「この人はパパの友達だから挨拶しなさい」とか言ってるあたり、爆笑でした。
いつもは5時間が普通の興行ですが、今回は4時間程度で短めでした。前回の無差別級の印象が強いので、「まぁまぁかな」という感じなんですが、もっとフラットな状態で見ると、もっと楽しめると思います(笑)