S−CUP2006

シュートボクシングのS−CUPは、楽しみなトーナメントのひとつではありますが、試合翌日に放送のあった先週はダウンしておりまして、夜中に響き渡るまさじいの「ぅおおぉ!」という声をユメウツツに聞いていたのですが、再放送を録画してくれていたので、決勝戦だけ見ました。1回戦から見ればいいんですが、「判定の多い試合で、非常にマニアックだから・・・」というわけで決勝だけ。
決勝は、三連覇をかけたアンディ・サワーと、宍戸に勝って上がってきた緒方健一。入場のときの緒方が、ひきしまった良い表情をしていて、「これはもしや」という予感。K−1での活躍もあり、シュートボクシングでは無敗のサワーに対し、敢然と立ち向かう姿は、それだけでも感動でした。そのサワーから右フックでダウンを奪った緒方は、その後も攻撃を緩めず、サワーも猛然と反撃する中、お互いパンチもキックもくらってるのに倒れず、「やるやん!」とばかりに笑いあう余裕というかハイ状態。2・3ラウンドではサワーの方が優勢だったかもしれないけど、1ラウンドのダウンが大きく判定に響いたか、緒方の判定勝ち。泣き崩れる緒方にもらい泣きです。
何度も格闘技をやめるよう医者から言われていたにもかかわらず、頑張ってきて良かったとか、両親や仲間やファンへの感謝の言葉やらを聞いたり、また宍戸が号泣しているのを見たりすると、緒方のハートの強さや、今日の試合のタフさが思われて、こみ上げるものがありました。「トーナメントを最初から見たら、もっと泣けるし、今までのS−CUPを見てたら、もっと感慨深いで。」とまさじいに言われました。きっとその通りなんだと思うと、ちょっと悔しい(笑)