輪違屋糸里 浅田次郎

輪違屋糸里 上 (文春文庫)

輪違屋糸里 上 (文春文庫)

これも、先が気になって気になって、やめられない止まらない;でした。新撰組の皆さんが、なんとも情けなく描かれてて、新撰組に過剰な憧憬を抱いてる人はムカつくんじゃないかというほどです。当時の島原の様子や、掟のようなものがよくわかる1冊でした。輪違屋は今も建物が京都に残っていて、よく前を通るので、「こんなこともあったのかもしれない」と感慨深く読みました。後半は女性の強さに思わず泣いてしまいました。号泣です。本を読んでこれほど泣いたのは久しぶりでした。