DREAM.5

ライト級のトーナメント。いや〜、手に汗握りましたね。
まず、宇野vs青木。
青木は武士道で初めて見た時から大好きになった選手だし、あの関節技のバリエーションというか、それをホントに試合で極めてしまうところに凄さを感じる。
対する宇野も、修斗UFCで、その華麗なる戦いを見てきて、ずっと好きな選手。あの「宇野逃げ」は、簡単そうに見えて、そうそうできる技ではない。
そんな二人の戦いは、どっちも応援したいジレンマに・・・
結果、攻め続けるも極められない青木と、守り続けるも攻められない宇野で、判定では青木。それはそうやな。青木に極めさせなかったのはさすがやと思ったけど、逆に宇野逃げもできなかったというのは、青木のすごいところ。解説の高阪&元気の会話が、「家でテレビ観てるんとちゃうねんからさ〜」ってツッコミを入れたくなるほどのテンションで、妙に面白かった(笑)

川尻とアルバレスの試合は、予想通りの打ち合いでした。試合前にそれだけいうなら、試合でそれだけのもんを見せろ・・・とチョット思いますが、両者が試合前に言うほど一方的な試合にはならず、川尻も惜しい負け方のおかげで、株を落とさずにすんで良かったのではないかと。
しかも、アルバレスは怪我で決勝に出られず・・・

決勝は、リザーバーのヨアキム・ハンセンと青木。無傷で勝ち上がって、体力も温存できてるハンセンの方が断然有利なのは目に見えていて、
それでももしかして・・・と思いましたが、さすがの青木もスタミナ切れ。同じくヘトヘトだったアルバレスとなら勝てただろうに・・・
結局、以前の試合でアルバレスにも青木にも負けてるハンセンが優勝。ハンセンが優勝者でも決しておかしくないけど、リザーバーが優勝しちゃうのは、やっぱり違和感があるかな〜。タナボタ的な?
準々決勝での死闘で、すっかり意気投合したアルバレスは、優勝したハンセンに抱きついてましたね。戦って、お互いの力を認め合える関係って、なんだかすごくいいなぁと感じます。ロマンですね(笑)

そんなこんなで、面白かったのは面白かったのですが、なんとなく釈然としないというかなんというか。誰も自分の株を落とすことなく、良い試合を見せてくれたということは良かったのですが、1dayトーナメントってこれだから;という問題はありますね。
問題と言えば、マッチメイクに時間がかかりすぎで、直前まで試合が決まらないなんて、ファンを馬鹿にしてますし、選手に対して誠意がなさすぎます。そんなオファーでも受けざるを得ない選手サイドも悲しい状況ですが・・・
人寄せパンダはもういらないので、今回のトーナメントのように、純粋に「総合格闘技ってすごいなぁ」と思えるようなマッチメイクをきちんとしてほしいんですよね。

さて、さらに愚痴が続きますよ〜(笑)

いつもはCSで観てるわけですが、さすがのダンナも地上波で放送があるのに、わざわざPPVで全試合見ようとは思わなかったらしい。
というか、地元開催だけど、行く気にもならなかったし。

KIDがビックマウスor勘違いor大麻の影響なんか知らんけど、番宣で「俺が出たら視聴率とかヤバイ」とか「会場も超満になる」とか言ってましたが、彼が出ただけで何か変わるとは思えないんですけど・・・
格闘家というと、KIDか魔裟斗しかしらないチャラ子ならいざしらず。
膝をいわしたというのは本当なんでしょうかね?なんだかあまりにもタイミングが良すぎて、色々かんぐってしまいます。

ライト級のトーナメントは、今までが面白かったし、メンバーもいいし、準々決勝と決勝は見る価値があるだろうと思ってました。だからそういう意味では、「会場に見に行く?」という案もあったのですが、やっぱり会場では豆粒状態になるし、ビジョンは見にくいし、それより何より秋山を見たくないというのが・・・会場の生の空気というのは、とっても好きなんですけどね;
反骨の柔道王って、今もその名前で出てていいの?って気がします。彼が柔道界で直面した理不尽な問題に対する反骨精神と、現在のブーイング(本人は誹謗中傷だと思ってるらしい)への反骨精神は全く違う性質ものだと思うし。反骨じゃなくて、「反則」もしくは「犯罪」だと私は思うよ。
スポンサー関係で色々あるんだろうけど、犯罪行為に等しいことをリング上でしておいて、なんでまた帰ってこれるんだろう?ほんと信じられない。あ、ちなみに、国籍問題とかそういうことじゃなくて、私は何処の国のどんなに自分の好きだった選手でも、同じことをすれば同じ批判をします。好きな選手だったら、それこそもっともっと批判します。絶対に許されないことだからです。
柴田では勝てないだろうと思ってたら、その通りでしたが、「もしかしたら、ガーッっていって、わけわからんことをやって、何発がボコッってくれたらいいなぁ」と思ってたのですが、やっぱダメですな〜
もう誰もオファーを受けない方がいいと思うのよね。秋山戦。勝ってもノーコンテストにされるしさ。

こういう人を抱え込んでるってことが、DREAMの爆弾だと思うんだけど、どうなんでしょうね。結局、パンダを呼んでもの珍しさや、話題づくりで、試合は2の次・・・って、どこかでみたことのある状態になっていくんじゃないかと心配が先に立ってしまいます;
今回は結果的に、トーナメントに照準が合ってくれたので良かったですけどね。さてさて、DREAMの明日はどっちだ?