さざえ堂

今回のツアーは、栃木・群馬・福島・新潟を移動する旅で、２日目が福島県でした。大内宿と鶴ヶ城と猪苗代にしか寄らないという、とっても残念な行程でした。ツアーで福島に行くのは初めてで、あまりの勿体無さに愕然；一応、ローカル列車がメインの旅なので、観光地はどうでもいいのかもしれないけど、あまりにも残念な話です。

「さざえ堂」ってご存知ですか？

私は昔、祖父から話を聞いて以来、ずっと行きたかったところで、会津を訪れるたびに足を運んでいます。・・・が、旅好きの父でさえ知らなかったので、ちょっとビックリしました。マイナーなんですね；
以前、ある（お酒の）番組で取り上げられてるのを見て、ダンナが興味を示していたので、コレ幸いと今回も行ってきました。
少し歪んだような三重の塔なのですが、中はらせん状のスロープで、一番上まで上がることができます。一番上まで来ると、そのスロープは下り始め、もと来たスロープを戻ることなく、一方通行で別の出口へと続いているという、建物の中に二重螺旋構造があるんです。
それだけのことといえばそれまでですが、こういった建物は世界に例を見ない珍しいもので、真っ直ぐ立っているのですが、傾いて見えるところも面白く、「さざえ堂」が日の目を見ないのは勿体無いと思ってしまいます。日本人の昔の建築技術の凄さを見せ付けられるものだと思うので、会津に行かれることがあれば、ぜひ行っていただきたいと思うのです；
以前は、西国三十三箇所のお札が祀られていて、一度上って出てくると、西国をお参りしたことになるお堂だったようですが、今は違うものが飾られています。ただ、今回は下駄でスロープを上り下りするのにチョット骨が折れました(笑）五色沼のハイキングの方が楽勝だった；

あのお寺の観音様を拝んで、あの喫茶店で珈琲を飲んで、あのお菓子屋さんで鼈甲飴を買って、あの酒蔵にも、あの居酒屋にも･･･と、他にもしたいこと行きたいところは山積みでしたが、今回は時間がなくて泣く泣く割愛しました。
またゆっくり行きたいなぁと思います。
次回は、美空ひばりさんの「みだれ髪」の舞台、塩屋崎にも足を延ばしてみたいのです。福島横断計画だわ♪