酒造見学

takanee2009-02-22

滋賀の上原酒造さんに行きました。「不老泉」を造ってる蔵元さんです。ビューティバーで知り合った皆さんと、わいわい行ってきました。
酵母添加を一切しない山廃仕込、全国でも5蔵ほどしかしてないという木槽天秤しぼり、さらには木桶仕込みも復活させた…と噂だけを耳にしてたものですから、上原さんに行くと聞いたときに、「これは万難を排して行かねば!」って思ってしまいまして・・・朝から吹雪いていたという湖西も、お邪魔したころには雪も溶けて、清々しい気候。黒塗りの壁が素敵な景色映えする蔵でした。かわいらしい感じの番頭さんに中を案内してもらい、精米から順番に見せて頂きました。タンクにかけられたハシゴを上って、もろみがブクブクなってるのも久しぶりに見ました。やっぱりコレが楽しい♪
ハシゴの上から、棚に置かれた小さなダンボールのような箱に「もやし」と書かれてあるのを見て、「もやしもんだ」って笑ってしまったりしながら移動。一番見たかった天秤しぼり(写真)。圧巻でした。感動です。てこの原理でお酒を絞る。すごいシステムだと思いました。昔の日本人ってほんとスゴイです。ふなくちに垂れるお酒は、また華やかな吟醸香が立ってて、それだけで酔ってしまいそうでした。(酔わへんけどな。自分で突っ込んでおこう;)
このしぼってるそばで、試飲をさせてくれました。あ、一番楽しいのはコレやった(笑)。10本ほど並べてくれていて、そこに、まさにしぼりたてを持ってきてくださったりで、計12種類。「じゃあ、しぼりたての、こっちから順番に利かせてもらおう」って、みんな端から順に飲み始めたので、番頭さんがビックリされてました。普通は、12種類から、「じゃあ、私はコレを…」って感じで、1人3種類くらいってことが多いらしい。一緒に行ったメンバーは、みんな口をそろえて「端から飲むのが普通やと思ってた;」と言いました(笑)。楽しい仲間です。